■グルコサミンとは?
グルコサミンは肉、魚などに含まれるプロテオグリカンとして一般食品から摂取されるが、ヒトの消化酵素では分解されない。
動物は生体内でグルコサミンをグルコースとグルタミンからフルクトースを経て生合成しており、糖たんぱく質の成分として軟骨や結合組織、または皮膚、心臓の弁などに広く分布される。
その化学構造は2-Amino-2-deoxy-D-glocoseである
図1)
工業生産の場合、カニ・エビなどの甲殻よりキチンを抽出し、さらに塩酸で加水分解して製造するが、一般に結晶化させるため塩酸塩の形で製品化されており、日本でグルコサミンという場合はグルコサミン塩酸塩を指し、行政的にはグルコサミンが食品添加物として既存添加物名簿
※1)
、医薬品では緩衝材として医薬部外品原料規格にそれぞれ収載されている
※2)
。
【引用文献】
※1)
既存添加物名簿収載品目リスト:平成8年5月23日衛化第56号厚生省生活衛生局長通知
※2)
医薬部外品原料規格:(財)日本公定書協会編集
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